自転車とともに生きる

私の社会人の始まりはこの相棒とともに始まった。
18歳で高校を卒業しそのまま地元の小さな会社に就職。

当時通勤するために車を買う余裕が自分にはなかったまぁ高卒の段階だからなくて当たり前なんだが。

そこで普段乗らないバスなどを利用すると言うことになった場合バス停からバス停の間もしくはバス停から会社までの距離と言うものが問題になった。

幸家から会社までの距離と言うのはおおよそ7キロ位しかなかったので、自転車で通えなくもない距離と言うような感じだった。

大体自転車でそんなに急がなく行ったとして約30分かかるかかからないか。

少し急げば大体20分前後位では着くかなぁと言う感じだった。

 

当時両親にもそんなに車をいきなり買ってもらえると言うような余力はなかったのでせめてものと言うことでオヤジが自転車を買ってくれた。

高校卒業時にも一応自転車を乗ってはいたのだがだいぶ痛んでいたと言うのもあったので卒業と就職祝いと言うような名目で買ってもらった記憶がある。

今は普通に車を自分で購入して一人暮らしをしているのだが当時は自宅から通うと言うような感じだったのでこの自転車があるかないかと言うのは自分にとって働けるか働けないかと言うところの瀬戸際だった気がする。

そう考えるとこういったことを全てにおいて感謝しかないのである。